7月の赤谷川本谷 〈ガイド〉

谷川岳周辺の沢の中で、別格の趣があるのが赤谷川本谷。

赤谷川本谷は、起承転結が明瞭な「4部作」になっています。
1.下部連瀑(マワット下ノセン~マワットノセン)
2.巨岩地帯~裏越ノセン
3.ドウドウセンの高巻き
4.源流域

早い時期(7月中)は、スノーブリッジの状態次第で、難易度にかなり差が出ます。

入渓点付近
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1.下部連瀑
■マワット下ノセン
左から簡単に巻けますが、ゴルジュから取付いて登れるので、登らないともったいないです。前半がⅢ+、上部はⅢくらいの感じ。かなり高度感があります。
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■マワットノセン
マワットノセン手前のスノーブリッジ。 猛ダッシュ。
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スノーブリッジの下から見たマワットノセン。滝の右を登る人もいるようですが難しそうなので、左を巻くのが順当です。水量次第。
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マワットノセン横にあった、崩壊したてのスノーブリッジ。
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マワットノセンの上から振り返って見たスノーブリッジ。
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2.巨岩地帯~裏越ノセン
迷路のような巨岩地帯。
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困難な個所はありませんが、消耗します。
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巨岩地帯上部。ようやく先が開けてきました。
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巨岩地帯を抜けると、裏越ノセンが見えてきます。
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裏越ノセンの手前から振り返ると、こんな感じ。
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この年は、横のルンゼのスノーブリッジがひどい状態で崩壊していて、、、、
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側壁と崩壊した雪渓の間を登りました。
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普段はこんな感じ。雪渓から直上してコルを越えます。
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せっかくなので、滝の裏を越えておきましょう。今は滝壺が埋まっていて難なく渡渉できますが、昔は淵が深かったため、こうやって越えていくしか方法がなかったとか。
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3.ドウドウセンの高巻き
裏越ノセンを越えた先で、左から流れ込んでいる日向窪に入ります。(画面には写っていませんが、左奥に窪の出合があります)
本谷をそのまま画面右奥に進むとすぐドウドウセン。
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日向窪
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日向窪にスノーブリッジが残っていると、どこから高巻きに取付くべきか迷います。
高巻きのポイントは、①取付き点を探して日向窪を上がり過ぎないこと、②取付いたら地形通りに一直線に上がること。正しいルートはどこだろうと迷いながら登るより、ガーっと登ってリッジに出てから位置を修正した方が確実で早いと思います。

高巻きで越えるリッジから広河原に下る下降点は、ここの一か所だけです。
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ちょっとズレたところに上がってしまったら、リッジ上をうろうろしてこの角度で谷が見えるポイントを見つけましょう。画面左が上流、右下に見えるのがドウドウセンの落ち口。

高巻き中は全て急斜面で安全地帯はありませんので、途中で日が暮れると困ったことになります。パーティの人数や体力にもよりますが、真夏でも日向窪で既に16時半(あくまで目安として)を過ぎていたら、その日はそこで切るか、あるいは気合入れてその日のうちに越えるか、どちらか慎重に判断した方が良いです。

広河原。広々とした素晴らしいテン場です。
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4.源流域
朝一で越える滝。左から小さく巻きます。ここは側壁が立ってるので、ロープで確保が必要。
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途中の小ゴルジュ
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穏やかな源流地帯に抜けました。
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本流を忠実に辿っていくと、オジカ沢の頭の手前に出ます。
左の谷が登ってきた赤谷川。正面は万太郎山と国境稜線。
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下山は、①万太郎山を越えて毛渡沢乗越(けどさわのっこし)から赤谷川の入渓点近くに下りるか、②谷川岳を越えて土合に下りるか、どちらか。

①はこんな感じ(万太郎山から毛渡沢乗越への下り)。
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毛渡沢乗越からの下り途中で、赤谷川本谷の前半が見えます。
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渓が裏返しのS字カーブを描いてますが、下のカーブに見えているのが、マワット下ノセンの落ち口と、その先の雪渓。上のカーブが巨岩地帯。

②はこんな感じ(オジカ沢の頭から谷川岳への稜線)。後ろの山は俎嵓(まないたぐら)。
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正面の稜線の向こう側(日影の方)が赤谷川の谷。手前側(画面左)はオジカ沢の源頭が見えています。

オジカ沢の頭と谷川岳の間にある中ゴー尾根は廃道に近く、また谷川温泉に下りる沢沿いの道はヒルが出るので、真夏の間は下山路として考慮に入れない方が良いです。ヒルは野猿の移動に伴って拡散しており、麓の水上周辺の畑でも由々しい問題になっているとか。(←温泉で一緒になった地元の農家の方の話)

(あかやがわほんたに)
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by shigakukai | 2014-06-27 04:40 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)


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