カテゴリ:夏の山 [Summer]( 49 )

7月の赤谷川本谷 〈ガイド〉

谷川岳周辺の沢の中で、別格の趣があるのが赤谷川本谷。

赤谷川本谷は、起承転結が明瞭な「4部作」になっています。
1.下部連瀑(マワット下ノセン~マワットノセン)
2.巨岩地帯~裏越ノセン
3.ドウドウセンの高巻き
4.源流域

早い時期(7月中)は、スノーブリッジの状態次第で、難易度にかなり差が出ます。

入渓点付近
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1.下部連瀑
■マワット下ノセン
左から簡単に巻けますが、ゴルジュから取付いて登れるので、登らないともったいないです。前半がⅢ+、上部はⅢくらいの感じ。かなり高度感があります。
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■マワットノセン
マワットノセン手前のスノーブリッジ。 猛ダッシュ。
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スノーブリッジの下から見たマワットノセン。滝の右を登る人もいるようですが難しそうなので、左を巻くのが順当です。水量次第。
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マワットノセン横にあった、崩壊したてのスノーブリッジ。
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マワットノセンの上から振り返って見たスノーブリッジ。
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2.巨岩地帯~裏越ノセン
迷路のような巨岩地帯。
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困難な個所はありませんが、消耗します。
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巨岩地帯上部。ようやく先が開けてきました。
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巨岩地帯を抜けると、裏越ノセンが見えてきます。
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裏越ノセンの手前から振り返ると、こんな感じ。
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この年は、横のルンゼのスノーブリッジがひどい状態で崩壊していて、、、、
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側壁と崩壊した雪渓の間を登りました。
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普段はこんな感じ。雪渓から直上してコルを越えます。
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せっかくなので、滝の裏を越えておきましょう。今は滝壺が埋まっていて難なく渡渉できますが、昔は淵が深かったため、こうやって越えていくしか方法がなかったとか。
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3.ドウドウセンの高巻き
裏越ノセンを越えた先で、左から流れ込んでいる日向窪に入ります。(画面には写っていませんが、左奥に窪の出合があります)
本谷をそのまま画面右奥に進むとすぐドウドウセン。
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日向窪
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日向窪にスノーブリッジが残っていると、どこから高巻きに取付くべきか迷います。
高巻きのポイントは、①取付き点を探して日向窪を上がり過ぎないこと、②取付いたら地形通りに一直線に上がること。正しいルートはどこだろうと迷いながら登るより、ガーっと登ってリッジに出てから位置を修正した方が確実で早いと思います。

高巻きで越えるリッジから広河原に下る下降点は、ここの一か所だけです。
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ちょっとズレたところに上がってしまったら、リッジ上をうろうろしてこの角度で谷が見えるポイントを見つけましょう。画面左が上流、右下に見えるのがドウドウセンの落ち口。

高巻き中は全て急斜面で安全地帯はありませんので、途中で日が暮れると困ったことになります。パーティの人数や体力にもよりますが、真夏でも日向窪で既に16時半(あくまで目安として)を過ぎていたら、その日はそこで切るか、あるいは気合入れてその日のうちに越えるか、どちらか慎重に判断した方が良いです。

広河原。広々とした素晴らしいテン場です。
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4.源流域
朝一で越える滝。左から小さく巻きます。ここは側壁が立ってるので、ロープで確保が必要。
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途中の小ゴルジュ
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穏やかな源流地帯に抜けました。
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本流を忠実に辿っていくと、オジカ沢の頭の手前に出ます。
左の谷が登ってきた赤谷川。正面は万太郎山と国境稜線。
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下山は、①万太郎山を越えて毛渡沢乗越(けどさわのっこし)から赤谷川の入渓点近くに下りるか、②谷川岳を越えて土合に下りるか、どちらか。

①はこんな感じ(万太郎山から毛渡沢乗越への下り)。
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毛渡沢乗越からの下り途中で、赤谷川本谷の前半が見えます。
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渓が裏返しのS字カーブを描いてますが、下のカーブに見えているのが、マワット下ノセンの落ち口と、その先の雪渓。上のカーブが巨岩地帯。

②はこんな感じ(オジカ沢の頭から谷川岳への稜線)。後ろの山は俎嵓(まないたぐら)。
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正面の稜線の向こう側(日影の方)が赤谷川の谷。手前側(画面左)はオジカ沢の源頭が見えています。

オジカ沢の頭と谷川岳の間にある中ゴー尾根は廃道に近く、また谷川温泉に下りる沢沿いの道はヒルが出るので、真夏の間は下山路として考慮に入れない方が良いです。ヒルは野猿の移動に伴って拡散しており、麓の水上周辺の畑でも由々しい問題になっているとか。(←温泉で一緒になった地元の農家の方の話)

(あかやがわほんたに)
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by shigakukai | 2014-06-27 04:40 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

勘七沢 (表丹沢)

近くて良い沢、勘七。
短い沢ですが、沢登りの面白さが凝縮されています。
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大倉尾根の花立に抜けます。

(かんしちざわ)
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by shigakukai | 2014-06-21 11:00 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

遥かな尾瀬~♪ (6月)

美しい梅雨時の尾瀬へ。

至仏山
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燧ケ岳
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ワタスゲ
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日陰の残雪が解けたばかりのところには、出遅れた水芭蕉が咲いています。(白砂田代)
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尾瀬沼と燧ケ岳
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三平峠道にて。午後から小雨が降り出しました。
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コース:鳩待峠-山の鼻―見晴-尾瀬沼―三平峠―大清水

(6月下旬)
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by shigakukai | 2014-06-16 11:35 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

剣岳 チンネ左稜線  [Photo Gallery]

取付きへ。
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核心の手前で一休み。
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ここが核心。
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クレオパトラニードル。
下から見るとそそり立ってますが、稜線からピークにアクセス可能です。(1ピッチ)
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ちなみに、稜線から見たクレオパトラニードルの先端はこんな感じ。
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(8月上旬)
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by shigakukai | 2014-01-14 16:43 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

紀州 前鬼川孔雀又谷右俣

予定していた東ノ川(大台ケ原)が崖崩れでアプローチ不能だったので、前鬼川(大峯)に転進。
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体にガツンとくる水量です。
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本流に流れ込む三重滝の下段。大雨の後で、支流にしてこの水量。ド迫力。

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う~ん、美しい。川底スケスケ。これぞ紀州の沢。

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少し景色が開けてきました。
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明るく美しい源頭。
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前鬼川の源は、この切り株でした。
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稜線で幕営
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朝、稜線から見下ろした前鬼川の谷。
奥から手前に逆L字でのびてきて、画面左真ん中で切れているのが孔雀又谷。(足元真下の沢は支流です)
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釈迦ヶ岳
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釈迦ヶ岳頂上
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稜線漫歩
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深仙の宿(じんせんのしゅく)。なにげなくお堂を覗いてみると・・・
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ぎゃー、スミマセン! 霊気どきゅん。
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太古の辻から前鬼(ぜんき)宿坊に下ります。
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前鬼宿坊。風情があり清潔でピカピカ。お風呂もあります。
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これは便利。交通の便が極端に悪い大峯ならではのサービスです。
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熊野市にて。お刺身で大酒のんで、深夜バスに飛び乗って帰京。
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さすが大峯、荘厳な山々でした。


【おまけ】車から見える景色いろいろ

名瀑、前鬼川不動七重の滝。立派です。
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せっかくなので険谷で名高い池郷川(いけごうがわ)もちょっと見物。
画面奥のどん詰まりからゴルジュが始まります。怖わそ。
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「石ヤ塔」と呼ばれる、池郷川沿いの石塔群。
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熊野の海。
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(ぜんきがわ くじゃくまただに みぎまた)
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by shigakukai | 2013-08-10 03:06 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

烏帽子沢奥壁 中央カンテ(谷川岳一ノ倉沢)

下部の傾斜の緩いところです。
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by shigakukai | 2012-10-20 12:07 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

赤谷川笹穴沢 [Photo Gallery]

上越・赤谷川水系では最も穏やかな沢。滑滝を重ねて、直接平標山(たいらっぴょう)へ上がります。
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by shigakukai | 2012-10-17 21:36 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

烏帽子沢奥壁 南稜&ザッテル越え (谷川岳一ノ倉沢)

南稜 最終ピッチ
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南稜から見た二ルンゼ(ザッテル越え)。1年中全く日が差し込まない、ジメジメした暗い岩溝です。歴史のあるルートなので、一度は行っておきましょう。(二度と行く気は起きないと思いますが w)
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ザッテル越えはこんな感じ。ジメジメのぬるぬる。
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ザッテルを越えて、Aルンゼ(正面)へ継続。暗っ。www
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稜線直下
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(9月下旬)
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by shigakukai | 2012-10-08 12:52 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

烏帽子沢奥壁 変形チムニー(谷川岳一ノ倉沢)

行くぞ~♪   ・・・雪渓ズタズタ。
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ペンペン草だらけ
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ここが変形チムニー
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終了点
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稜線まで抜けた後、下山はゲリラ豪雨と雷につかまり逃げ惑うドブネズミ状態。
ひどいメに遭いました。

***
人を投げ倒し、じわじわ眠らせる風に対し、体を硬直させ、血液を衰弱させる寒気に対し、凍えさせ、死の種を蒔く雪に対し、雪、寒さ、風に対して、アルピニストは闘うことができる。生を見捨ててはならない。
しかし雷は、一撃のもとに人を倒してしまう。
雷が一瞬、夜をほの白くする時、幽霊のようにみじめなわたしたちはこの岩壁にしがみつく。
(ガストン・レビュファ)
***
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by shigakukai | 2012-10-05 22:28 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)

恋の岐川 (奥只見)  [Photo Gallery]

沢登りというより、長~い川歩き(かなり単調)。
なかなか行く機会のない平ガ岳へダイレクトに登れます。
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釣り人もたくさん入渓していますので、ご注意を。
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by shigakukai | 2012-10-04 22:23 | 夏の山 [Summer] | Comments(0)


東京志岳会の山行写真集


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